●超能力型・トルペ(tulpe)

 トリットとの接触において、最も影響が現れたといえるのが、この生体装甲。もともと、人類も超能力(トリットは魔術と考えている)を研究しており、ある程度の力は発揮できたのだが、トリットと比べれば、雲泥の差であった。
 その技術力を得て作り出された新しい生体装甲が、この超能力型である。
 
 まだ、見えない部分も多いこの生体装甲は、基本的な超能力を安定して利用できることを第一前提として作られており、ぱっとした能力はない。
 それでも、超常現象とも言える「落雷」を意図した場所で発生させることが可能で、生体装甲をまとった敵でも、しばらくは「麻痺」状態に陥ってしまう。
 しかし、これだけではあまりにも非力なため、護身用の武装ぐらいは装備できる仕様になっている。
 
 この生体装甲は超能力系の「ブラッタ」であり、このままでは、修羅場を生き残る力があるとは言えない。