深い傷を負い、クラベルの滝下で倒れていたあなたは、魔法薬の材料探しに来たパルフェに助けられます。パルフェの看病によって一命を取り止めたあなたでしたが、名前以外の全ての記憶を失っていたのです。 　大魔導師の導きとパルフェの厚意に甘え、あなたは黒猫魔法店を手伝いながら、パルフェと一つ屋根の下で過ごす日々を送ります。 　そんな日々の中、森の泉で少女ルティルと運命的な出会いをします。まるで予定調和であるかのように、ルティルとの出会いを重ねていくあなた。 そして、大剣を手に姉の仇とあなたの命をつけ狙う、小さな女剣士ライナや、不気味に迫る黒騎士の影。様々な出来事があなたの周りで起こり始めます。 　ゆっくりと、そして静かに音をたてながら回り始めた運命の歯車。導かれるように出会い、そして脳裏に浮かんでは消える少女の面影。デジャブ―― 　パルフェとルティル。どこかで出会ったことがあるような気がしてならない、この２人の少女と接していくことで、あなたの希薄な記憶が少しずつ呼び覚まされていきます。 　冬の到来。奇跡の起こる夜に、あなたを待ち受ける運命とは！？