シュヴァルツシルトW

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*Track 3 : Opening 〜オープニングストーリー

シュヴァルツシルトW(ウィング)のオープニングストーリーをお見せします。

シュヴァルツシルト公式ホームページ」と同じ内容ですが、絵が違ったりしますので、あちらで御覧になった人も、もう一度見て損はないかも?

 

 

……もはや、地球の名は伝説だった。そこで行われてきた愚行も。

……何もかも変わった世界の中で、人間だけが変わらない。

オープニングカット1 

 シュヴァルツシルト大銀河の一地方ローゼンボルグ星域。
この地方は長い間、数ヶ国による群雄割拠の時代が続いていた。
だが、一人の英雄の出現によってその時代は終わりを告げる。

 

 彼の名前はザウアー建国王。
グラウチア国の身分の低い一貴族に過ぎなかった彼は、脅威的なカリスマと生まれながらの強運でわずか十数年の間にこの星域の大部分を支配するまでになっていった。

 彼は間違いなく星域の歴史始まって以来最も波乱に富んだ人生を送り、最も恐れられ、最も興味を抱かせる大英雄だった。

 しかし、時代は徐々に変わりつつあった。
皇帝ザウアーの輝きは次第に色あせて、帝国を揺るがす新たな英雄たちが誕生しようとしていた。

 オープニングカット2

 皇帝ザウアーは、星域の完全制覇の段階において最後まで抵抗した3ヶ国の王位継承者を殺さずに人質としていた。
そして、人質となった3人の子供は運命の出会いをする。
それは帝国のみならず星域の存亡さえも揺さぶることになる運命の出会いであった。

トリトーネのフロレス・ファノヴァール
ムーティのクラウディア・ラーブル
ボルジーブのハインツ・グライフス

 彼らの扱いは微妙なものだった。
人質だったが、帝国の名将マイベックの庇護の元で立派な教育を受けていた。
人質を取られた彼らの母国は抵抗の手段を封じられ圧政を甘んじて受けていたが、だからと言って国の主権を奪われることは無く常に微妙な立場を保っていた。

 「まるで、彼らに倒されることを願っているかの様だ。」
そう噂する者もいた。

 契機は彼らが自らの国に戻ってからすぐにやってきた。
帝国中を震撼させる謎の生物の発生。それは間違いなく誰の胸にも、帝国の終焉の予感を感じさせた。

 オープニングカット3

 未知なるその生物は太古からの慣習によってこう呼称された。
クラーリンと。

 新たな戦乱の予感だけが漂っていた。
ローゼンボルグ暦2013年、星暦にして4022年の事である。

 

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