時代における地上の覇者が、好まざる方向へ進まんとする時に現れ、神罰の名の元、粛清を行う異形たち『神聖鉄槌軍』。その異形たちによる侵略を『神槌』と、誰とも無く呼ぶようになっていた。 遥か古代に討ち滅ぼされし、古代竜貴族、漆黒の霊王爵、そして白エルフ。 数々の栄華を誇りし種が神槌により滅ぼされた。 白エルフへの神槌ののち台頭した人類は、それまでの神槌を受けた種族とは違い、抗いつづけ、三度の神槌を退けた。 そんな世界の一角に、ワノマシアと呼ばれる国があった。 物語は、この、かつて白エルフの王都が在りし地で新たに紡がれてゆく。 神槌と、人類と、そして、『妖魔』とで。 【神槌】 神聖鉄槌軍。 地上に生きる全ての生命の畏怖の象徴。 時代(とき)の地上を支配する者達が好まざる方向へと進まんとする時に現れ、『神槌』の名の元に粛清を行う異形の群れ。 それは世界を暴力と混沌と欲望の奈落へと陥れんとした古代竜貴族を滅ぼした決して消えぬ炎を纏いし巨人達。 それは死と怨念と疫病をもって世界を支配せんとした漆黒の霊王爵を滅ぼした光を纏い貴き翼を背負いし天使達。 それは大いなる知識をもって世界を席巻した白エルフの王国を滅ぼした亡者達… 現在(いま)、その鉄槌は地上を支配する人類を、他者を省みず、己の欲望のみを満たさんがために、調和を、秩序を破壊する人類を打砕かんと振り上げられていた。 |